四月の雪 (通常版)

【作品紹介 - Amazon.co.jpより - 】
コンサートの照明チーフのインスのもとに、妻が交通事故にあったと連絡が入る。急いで病院へいくと、そこには妻と同乗していた男の妻ソヨンがいた。お互い伴侶の持ち物の中にカメラと携帯電話があり、そこに残った映像とメールの内容で、ふたりが不倫していたことを知った。裏切られたふたりは、たびたび病院や滞在先のホテルで顔をあわせるうちに、寂しさを埋め合わせるように会話し、そして心ひかれあっていく。
ペ・ヨンジュンが2作目の主演映画に選んだのは、『八月のクリスマス』のホ・ジノ監督作。リアリティを追求し、アドリブも多用する監督のもとで、身も心もインスになったヨンジュンは、妻に裏切れた悲しみ、愛してはいけない人にひかれてしまった苦悩が全身から溢れ出している。ソヨンを演じるのは『私の頭の中の消しゴム』のソン・イエジン。夫につくしてきたと思われる貞淑な妻が、インスにひかれていくさまをナチュラルな芝居で魅せる。ふたりが初めてホテルに向かうシーン、いけないと知りつつ離れられないわけありカップルの雰囲気濃厚で、リアルにこだわる監督らしさがセリフにも映像にも映し出されている。(斉藤香)

【ユーザーによる評価】 平均評価: 3.5/ 総数: 40件
[5点] 求めればどこまでも心に沁みる傑作
主演男優が同じラブ・ストーリーだというだけで
通俗的で、判り易く、直接的なテレビドラマと
この映画とを比べても仕方の無い話だろう。

表面的には「退屈」で、「曖昧」で、「判りにくい」映画である。
しかし自らの読解力と感受性を棚に上げて、凡庸だ、
と切り捨てるには一筋縄でいかない深みをまた、
内側に持ち合わせた作品である。

声を荒げるシーンが皆無にもかかわらず
この映画には悪魔的な情動が溢れている。
揺れる視線から、微かな息遣いから、相手に触れる指先から
どうしようもない運命に操られた二人の
濃密に迸る情動が感じられる。
そうフィルムに焼き付けられている。

肝心なシーンを敢えて描写しない演出も控えめながら、
その詳細を観客の想像に委ねる点が心にくい。
窓に反射して映る女主人公の表情、
鏡に映った相手の姿を見詰める主人公、
そしてラスト、一線を踏み越えようとする二人を
一切写さない異色のラストシーン。
淡白のようでいて、求めればどこまでも
心に沁みる傑作である。 (2008-01-27)
[2点] グットくる部分がほしかった!
ペ・ヨンジュン, ソン・イェジン主演のホ・ジノ監督映画。

ホ・ジノ監督の『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』が好きなのと、季節をあしらった今回のタイトルも魅かれたので観てみる。

内容をすこし・・・

仕事場に連絡が入りかけつけると、妻が交通事故を起し重体になっていた。同乗者も重体で、そこには同乗者の妻もかけつけていた。
ふたりで現場の持ち物を整理していると、妻のカメラから重体のふたりが不倫していたことがわかる。
裏切られた気持ちで妻の看病をしながら、そこで会う同じ境遇の女性と心を通い合わせるようになる。

すごく静かで単調に進む映画なので、役者の演技力が際立つ映画かなと思いました。
観る人によって感想が分かれる気がします。
私としては、前へ進めないカップルの悲哀は多少感じられたのですが、もう少し感情の機微と展開が欲しかったと思います。 (2008-01-15)
[4点] ペ・ヨンジュンの素顔
韓国映画なのに「らしくない」、フランス映画のような一作。
ペ・ヨンジュンがまるで「自身の幻影」を演じたような作品であると私は思う。

前作で時代劇を選択したペ・ヨンジュンが次にタッグを組んだのはホ・ジノ監督。
そして演じたのは、現代に生きる、葛藤多き一青年、キム・インス。
「スキャンダル」で時代装束に身を包んだあとに彼を見ることになったファンには、
インスに、「ペ・ヨンジュンそのもの」を色濃く重ねた人も少なくないだろう。
そういう意味では、「ヨン様ファンにはたまらない」一作であるかもしれない。

ストーリーは前にも述べたとおり、メリハリのあるストーリー展開を得意とする
韓国映画の世界で、らしくないというか、静かに時間が過ぎる、そんな物語である。
テーマは「不倫」。儒教の国韓国では、果たしてこの映画がどのように評価された
かは知るべくもないが、いわばタブーを扱った映画であるといえるだろう。

しかし画面は、そのテーマの中でも美しさを保っている。
ソン・イェジンの可憐さ、ペ・ヨンジュンの優しいまなざしが、ストーリーの重さをより
せつないものとして感じさせる。強い印象は与えないものの、その淡々とした時間が
見る者にストーリーをより身近なものとして感じさせるようでもある。

惜しむべくは、映画公開前に多くの画像が「作品」もしくは「記事」として
あまりにも露出してしまったことだ。
メイキング、ニュース、撮影現場公開…あまりにも多くの映像が事前に流れ、
情報過多の「あたまでっかち」の状態で見た多くの観客の中には、物足りなさを
感じてしまった人もいるのではないだろうか。
「佳作」であるだけに、この点が悔やまれる。

ちなみにこの映画は「私の頭の中の消しゴム」が公開される前の記録としては、
韓国映画としては日本で初めての記録すべき動員数を達成した。 R指定。 (2007-07-11)
[4点] 映画として、予想よりぜんぜんよかったですよ
公開時は、ヨン様フィーバーぶりばかり報道されて、
映画自体はあんまり知りませんでした。

ですので、期待もしないし、予備知識なしで鑑賞。
でも・・あれま。いいんでないの?この映画。

ずいぶん前、『ラブストーリー』を鑑賞し、ソン・イェジンお気に入り。
そして、先週、『私の頭の中の消しゴム』で、
ソン・イェジンがお気に入り。
でもって、ついに、『四月の雪』です。原題は、『外出』。

本作は、ワタシ的には、ソン・イェジンです。
ま、ソン・イェジンの相手役として、
ペ・ヨンジュンは十分なんですけどね。

しかし、この映画のソン・イェジンは、ひときわ、可憐で美しい。
この映画では、はっきり言って、二人した出てこない映画と言えます。
ペ・ヨンジュンとソン・イェジン。この男女を観るための映画です。

せりふはほとんどなし。

しかし、驚いたのが、「なんて自然な演技。いや、この二人は演技
じゃない。」と思わせるような、濃密な空間、濃密な心のひだ、
決して大声で、おおげさにはあらわにしない、感情、恋愛。恋慕。

みごとな演出。監督: ホ・ジノ は、こういう静かな美しく、
やさしい恋愛映画を演出したら、アジア随一かもね。 (2006-06-28)
[4点] 評判はあまり良くなかったが
公開されてから世のオバサマ方の中には不満だった方も多かったと聞きます。しかーし、期待しないで観る、映画の内容をなるべく知らないで観る、それが映画を楽しむコツの一つではないでしょうか。

<感想>
静かでなんだか良かった。
しかしそこで恋に落ちれる所がファンタジー&非現実的。

ペ様はなんでいつもヨレヨレ〜したジーパンやアーミーパンツをはくのだろうか。この髪型は見飽きたから最近長髪にしたのは◎(映画ではなく現実で)

ゆっくりとした時間の流れを感じたい方にはオススメ。

(2006-04-23)
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